2011年6月20日月曜日

When Passions Mingle

前回ブログをかいてから12時間後くらい、震災が起きて、プリンストンに住みながらも、多くの変化がありました。


被災された方々の困難はどんなに想像しても及ばない。
ここにいる私には何ができるだろう。何をすべきだろう。


ただ日本のためにお金を集めるだけじゃなくて、寄付する側の人にとっても、何かバリューを生みだして、それを持ってかえってほしい。
他の同じような活動となるべく重複せず、効率的に、上手く連携してうごきたい。


そう考えて、友人たちと、プリンストンの地域の方々とファンドレイジング活動を始めていました。


地域コミュニティの皆さん、大学関係者の皆さんに呼びかけていくと、沢山の方々が集ってくださいました。


プリンストン大学でドネーションテーブルを置かせていただいたり。
4月に人形劇をしたり、地域のお祭りで日本文化紹介をしたり。
日本料理教室をしたり、地元のアジア食材マーケットでコロッケを販売したり。
大学生がひっぱる折鶴プロジェクトをお手伝いしたり。
http://connectprincetonandjapan.weebly.com/ (ウェブの更新を5月末のイベント後さぼっていますが、こんな感じ。)


どれも素敵なイベントで、沢山の素晴らしい出会いがありました。
50名以上のボランティアの方が、様々な形で手伝ってくださいました。
約2ヵ月半の活動で約7000ドルの募金を日本の震災復興プロジェクトに届けることができました。


決して大きな額ではありませんが、プリンストンコミュニティのパワーで集めたお金を、被災地のコミュニティのパワーアップにつながるような復興プロジェクトに届けます。


震災は悲しい事、取り返しがつかない事を引き起こし続けています。
一方で、何かも生まれる。生み出すことができる。
そこに自分が色々な方々と関わっていけるありがたさ。


ソーシャルセクター、市民セクターを底上げしていきたいという大学時代からの想いを、さらに確信に変わってきた数ヶ月間でした。


プロジェクトを支え、ひっぱりしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
まだ企画中のイベントがありますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


2011年3月10日木曜日

A Toy Box Tuned Over


MBA受験の顛末を書いてなかったですが、MIT Sloan School of Management の2年間MBAプログラムに、今年の8月から入れることになりました。わくわくしています!

2月末に、合格者を対象としたAdmit Weekendというイベントに参加してきました。他の選択肢と迷っている人にとっては、このイベントが学校とのフィットを確かめる一材料になるので、学校や在校生側は一生懸命歓迎してくださいました。

木曜夜から土曜にかけてのイベントだったこともあるせいか、出席者の大半はアメリカ国内からでしたが、将来のクラスメイトとも知り合え、とても楽しかったです。

在校生・卒業生に話をきいたり、オリエンテーションに参加する中で、目の前に色とりどりのおもちゃ箱をぶちまけられた気分になりました。

授業、課外活動、就職活動、諸々のプロジェクトなど、面白く学びのある活動をする機会があふれています。意識しないと、時間はあっという間にすぎるし、何を成すべきかの焦点がぼやけてしまう恐れも大いにあります。
いったん学校が始まれば、それこそ怒涛のように様々な活動に突入していくことになるので、入学前のこの時期に、受験時より少し具体的な情報に基づいて、優先順位について考えられたのは、とてもよかったです。


受験準備のことも、またブログに書きたいです。

2011年2月21日月曜日

Upside ...


まずい 風邪ひいた

ちょっと休めで寝っころがって ひっくり返った空をみて

落ちてきそうな ちらばった床のそうじ。


2011年2月15日火曜日

Stand Up in the Cold

うれしかったこと!

夏から始めたマーケットリサーチのプロボノの最終レポートを出し終えました。ポジティブフィードバックももらえて、とても充実感!

私が今アメリカにいるビザでは、雇用されることはできないのですが、やりたいことを目指していくためには、1年以上も仕事や勉強をせずに過ごすのは嫌だし、職歴・学歴に穴が空いちゃうのもよろしくない。そういうわけで、いろんなボランティアや勉強する機会を探してきた1年半でした。

その中で、お世話になった方のご紹介でマーケットリサーチのお手伝いができることになって、夏から少しずつ進めていました。英語で相手とやり取りし、リサーチし、ペーパーを書き上げるというプロセスをまとまってできたのは、今回が初めてで、とっても良い経験になりました。

英語以外で「はっ」と学んだのは、「Actionableな提言ができるか」ということ。私は、結構理想主義的な大きな目標をどん、と掲げてしまって、さてさて何からやるの?というところで周りを巻き込むのが後回しになっちゃうところがあるのですが、これを反省。まず最初に、低コスト(お金・時間・こころ)でとっかかれて、ある程度実のあるプロジェクトを提案してみる。やってみる。動き出して修正しながら考える。 最初の提案のところで、「いかに尻込みされないか?」、これが特に組織を動かす上では、結構大事ということを考えました。

でも、本当は「これやろうよ!乗ってくる人、この指とまれ」でちゃんと人が集まって、動いていく、そういう組織が好きだし楽しいなー。

2011年2月3日木曜日

What're on My Mind

今ひさびさにちょっと日本にもどってきていて、
SVP東京(ソーシャルベンチャーパートナーズ東京)のみんなと飲むことができました。

毎度毎度このSVP東京の皆さんというのは、本当に会う度に学びがあって、おかしさもあふれていて、すんばらしいのです。

今日も色々「わぉ!」というテーマが見つかったのですが、何せ飲んでたら忘れてしまうので、ここに記しておきます。 事あるごとに深めていきます。

・やっぱり 農業 ~何がサスティナビリティなの? 何を美味しいと感じる?
・まちづくり ~どうやってデザインすれば、ハードもソフトも長く巻き込んでいけるの?
・有機的な組織 ~自治ってどういうダイナミクス? 有機的な組織変化をビジュアライズしてみたい。
・人生の選択肢 ~自分がどこで何を生かして生きていきたいか、と、生きていけるか を少し近づけたい。
・そして 競争とコラボ ~ここ数年自分のテーマである個々組織や運動体と、全体のインパクト。組織の自己目的化の弊害と蓋然性。そのあたり。
・日本の文化 ~おもしろい。だから体験してみたい。伝えてみたい。そして相手を知りたい。

2011年1月8日土曜日

Maroon Cocoons

年明けてブログにもどってこれたぁ♪ あけましておめでとうございます。

七五三の日からブログに書き込むこともままならず、怒涛の日々をおくっていました。
2ヶ月弱ですが、自分としては1年経ったのではないか、というぐらい遠く思えます。

一息ついたところで、何をしたかというと マロングラッセをつくりました。はじめて。

近くのGreat Wall Supermarket (万里の長城スーパーマーケット)で 買ってきた栗ひと網を水につける。ゆでる。この後の鬼皮と渋皮をとるのですが、これがものすごい単純繊細労働。渋皮をとるに至っては、竹串を持ち出してきて、栗の筋に沿って一繊維一繊維はがしていくわけです。 栗に筋があるということを生まれて初めて実感しました。

どうりで市販のマロングラッセが一粒けっこうな値段がするわけです。もちろん機械や薬品を使っての大量生産でしょうが。

砂糖でじっくり煮て、仕上げにブランデーをかける。


山登りしたときや、長時間ドライブをした後で、ベッドに横になり目を閉じると 山道や道路が目の前を延々と流れていくのは私だけじゃないと思いますが、その日寝る前に、私の眼の裏に浮かんできたのは栗の渋皮をせっせと剥く風景でした。


小さい頃寝るときに、羊の数を数えるとすぐ眠れるといわれて、羊に柵を越えさせようとしても一向に羊なんて浮かばなかった。多分それは日中 羊を見る量が圧倒的に少なかったせいだ。



今年もどうぞよろしくおねがいいたします。